問題は「問題と認識される」ことによって初めて問題になる。
インパクトのある出来事がある、もしくは、問題となりうる現象に
名前がつけられることによって、初めて問題は生まれる。
まだ質の低い新技術を戦略的に投資しないことによって、気がついた時には
大きな競争力の差という問題として浮かび上がることもあれば、
気温が徐々に上昇していくのはいかがなものかと話していたら、
伝染病や大気変動、食料危機や水不足など、人類の存亡を揺るがす
大きな現象が次々と襲いかかることもありうる。
問題はいつもゆっくり近づいてくる。
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